相模里神楽 垣澤社中みずき会
「八雲神詠〜八岐大蛇退治〜」 by “The Kojiki”
垣澤社中Youtubeチャンネルへようこそ。
こちらは「八雲神詠〜八岐大蛇退治〜」です。
※YouTubeの字幕機能をオンにし、設定画面にて言語を「英語」に設定してご観覧ください。
【映像の解説】
昔むかし、日本の神代の時代。
姉であるアマテラスオオミカミの逆鱗に触れ、
天界である高天原(たかまがはら)を追放となったスサノオ。
我が身の乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)を心から悔やみ
反省の旅路を送っておりました。
長い傷心の道のりに
心身共に疲弊し切ったスサノオの前に、
ひとつの大きな滝と川が見えました。
スサノオは祠に手を合わせ祈り、
これからは人々のために生きることを
心に固く決めたのでした。
滝の川でふと聞こえてきた鈴の音。
「鈴の音が聞こえたということは、もしや川上に人が住んでいるのだろうか」
川の流れに逆らい歩いていると
1人の娘を真ん中にして泣いている老夫婦に出逢います。
「どうして泣いているのですか?」
スサノオが問いかけます。
老夫婦は答えました。
「私たちには8人の娘がおりましたが、
毎年1人ずつオロチという怪物に食べられてしまい、
残ったのは最後の娘であるクシナダヒメだけなのです。
今年もオロチがやってくる時期。
いよいよ食べられてしまうのだろうと泣いているのでございます。」
スサノオはオロチを打ち倒すことを決意します。
オロチの姿はとても恐ろしく、
一つの胴体に八つの頭と八つの尾っぽ、
目はホオヅキのように真っ赤。
八つの谷と八つの丘にまたがるほど巨大で、
腹の辺りにはいつも血が滲んでいます。
スサノオが用意させた八折酒(やしおりのさけ)を
一気に飲み干したオロチは
酔いも回りちどり足でクシナダヒメを探します。
オロチがクシナダヒメを見つけ
襲い掛かろうとするまさにその時、
間一髪でスサノオが駆けつけました。
スサノオとオロチによる
長い長い死闘が繰り広げられることとなります。
見事打ち倒したオロチの尾から出てきたのは
一本の剣。
これがのちの三種の神器
天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)です。
見事オロチを倒したスサノオと
命を救われたクシナダヒメは
この後結婚することとなります。
新妻と暮らす最良の地を見た時にスサノオが詠った和歌。
これが日本最古の和歌と言われております。
「八雲(やくも)立つ 出雲八重垣(いずもやえがき) 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」
【垣澤社中のご紹介】
「神楽」とは、人々の祈りを八百万の神々へ伝え、人々に喜びと幸を届ける大切な使命を持った芸能です。
神社における奉納舞はもちろん、古事記を仮面黙劇で演じる里神楽やめでたい獅子舞、最近では新作神楽を続々と発表しています。
垣澤社中は、明治45年に創業し、神奈川県厚木市において100以上続く世襲制の神楽社中です。三代目家元を筆頭に、業界では珍しい若手女性神楽師が数多く在籍し、芸を研鑽するために日々努力を重ねております。
皆々様からのたくさんのご声援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
キャスト
CAST
神楽師 垣澤 瑞貴
Kagura artist Mizuki Kakizawa
スタッフ
STAFF
監督・編集 藤寿々 舞
Directed/Edited by Mai Fijisuzu
協力
cooperation
相模里神楽垣澤社中応援団
七沢観音寺
桜雅
清水綾子(謡 翻訳)
製作
Produced by
厚木市指定無形民俗文化財 相模里神楽垣澤社中
Cultural Properties SAGAMI SATOKAGURA KAKIZAWA COMPANY
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